1日5.7皿分の野菜と果物でリスクが21%低下

イギリスのアデンブルック病院のNita G. Forouhi氏らが4月5日付のアメリカの医学誌「Diabetes Care」(電子版)に発表した所によると、果物・野菜を1日平均5.7皿分食べる人は、平均2.1皿分の人に比べて2型糖尿病の発症リスクが21%低下していたそうです(ここで言う一皿とは、野菜80グラムのようです)。

Forouhi氏らは、計117種類(果物58種類、野菜59種類)の7日間の摂取量などを調査し、1日当たりの平均摂取量および品目数からそれぞれについて3つのグループに分類し検討した結果、摂取量では1日平均2.1皿のグループに比べ、3.7皿で27%、5.7皿で21%の糖尿病のリスクが低下した事が示されました。ただし、果物と野菜を個別に検討すると、果物では統計学的に有意なリスク低下が認められませんでしたが、野菜では3.7皿で9%、5.7皿で24%のリスク低下が示されたと言う事です。
その他品目数では、1日平均8.0品目に比べ、12.0品目で12%、16.3品目で39%のリスク低下が示され、品目数が増えると糖尿病のリスクが下がる傾向が確認されました。果物と野菜の個別の検討でも、ともに品目数が増えるとリスクが低下していたそうです。

世界保健機関(WHO)の専門家会議でも、2型糖尿病を含む慢性疾患対策として1日当たり400グラム程度の果物・野菜の摂取を推奨しており、「野菜が健康によい」と言う事が改めて証明された形です。
しかし1日5.7皿で、約450グラム。これだけの野菜を、しかも多くの品目で毎日食べ続けるのは辛そうです。天ぷらや中華料理では油分やカロリーが高くなりそうですし。