北朝鮮、核施設再稼働を宣言

 朝鮮中央通信によると、北朝鮮の原子力総局報道官が2日、寧辺(ヨンビョン)核施設の黒鉛減速炉(5000キロ・ワット)を「再整備・再稼働」すると表明したそうです。寧辺核施設は黒鉛減速炉のほか、使用済み核燃料棒の再処理施設やウラン濃縮施設などで構成されるますが、対象は「すべての核施設」で、「遅滞なく実行に移される」としています。

 北朝鮮は2005年9月の6か国協議で核放棄を約束。2007年に寧辺核施設の無能力化で合意し、2008年には黒鉛炉の冷却塔を爆破していました。しかし2009年、使用済み核燃料棒8000本から抽出したプルトニウムの再処理開始を宣言。2010年にはウラン濃縮施設をアメリカの科学者に公開し、既に稼働中だと説明。今後、黒鉛減速炉が再稼働すれば、寧辺でのプルトニウム生産サイクルが再び整うことになり、2003年以降、北朝鮮の核放棄を目指した同協議の合意は完全に崩れることとなります。

 やはり、北朝鮮が大人しく核放棄などするはずがないだろうと思ったら、その通りになりました。
 また再稼働宣言を受けて、中国外務省の洪磊(ホンレイ)副報道局長は2日の定例記者会見で、「北朝鮮の態度を遺憾に思う」と不快感を示しています。

 最近の北朝鮮は、唯一の後ろ盾とも言える中国の意向も無視するようになっていますが、中国は自分たちを切り捨てることは出来ないと言う読みがあるのでしょうか?。