2012年6月の販売本数

 日本たばこ協会が2012年7月13日に発表した、2012年6月における紙巻きたばこの販売実績によると、6月の販売実績は166億本となり、前年同月比で5.7%の減少となっています。販売代金は5.9%減の3435億円でした。2011年3月に発生した東日本大震災によるたばこ農家の被災に伴う生産数減少も同年5月までには回復しており、「震災起因の反動」による前年同月比の大型反発も先回月でほぼ終了。6月分は今年度では初めて、本数・代金共に前年同月比マイナスと言う結果になりました。

 2010年9月に起きた、値上げ前の「駆け込み特需」の後、たばこ価格値上げが施行された同年10月は「値上げの直接影響」と「直前まで買い溜めしたたばこの消費」のため、販売本数・金額共に大きく減少しています。同年11月以降も暫くその影響は継続しており、さらに2011年3月以降は同月発生した震災の影響を受け、販売本数は大きく減少しました(ただし、金額は値上げ分が反映され、大体がプラス)。

 過去の値上げ後のたばこのセールス動向を確認すると、「本数減の影響分以上を価格増分で補い、総売り上げはプラスとなる」動きはありますが、「販売本数のさらなる減少で次第に売上も落ち込みはじめ、じきに前年比マイナスとなる」流れを見せていました。しかし、今回は値上げは幅が極めて大きいため、プラスの状態が長期化しています。


パンダの赤ちゃん、肺炎で死ぬ

 東京都は11日午後1時過ぎ、上野動物園(東京都台東区)で24年ぶりに誕生したジャイアントパンダの赤ちゃんが死んだ事を発表しました。同園によると死因は肺炎との事です。

 同園では、10日午後3時30分頃、シンシンと赤ちゃんを産室で一緒にした後、飼育員が観察を続けており、11日午前6時45分頃には赤ちゃんの声が確認されていたということです。
 しかし、午前7時30分頃、赤ちゃんがシンシンのおなかの上であおむけになっていたため、飼育員が取り上げると既に心肺停止状態。保育器に移して飼育員が心臓マッサージなどを施しましたが、午前8時30分頃、死んだことが確認されたそうです。

 死亡した赤ちゃんはメスのシンシン(7歳)とオスのリーリー(6歳)との間に、同園初の自然交配で5日昼に生まれたばかりでしたが、残念なことです。赤ちゃん誕生による経済効果なども期待され、地元ではグッズなども準備されていたようですが、やはり生き物相手では人間の思惑道理には行きません。


肥満が増える事で地球が食料危機に

 イギリスの研究チームが医学誌BMCパブリック・ヘルス(BMC Public Health)に掲載された研究論文で、「もしも人類がアメリカ並みのペースで太り続ければ、将来の地球では今よりも10億人分、食料需要が増えることになる」と警告しています。

 イギリスのロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究チームは、先進国で肥満の人が増え続ければ、限りある地球の資源への大きな脅威となると警鐘を鳴らし、未開発・開発途上国での人口爆発を資源危機の原因とする考えは誤りだと指摘しました。

 論文によれば、全ての国で肥満度指数(BMI)の分布がアメリカ並みとなった場合、人間のバイオマス(生物総量)は5800万トン増加するとしています。これは平均的な体重の人数に換算して億3500万人分の数字です。体重が増えれば、活動時も不活動時でも摂取する食物量は増える事になります。

 論文の共著者イアン・ロバーツ氏は「人々が地球の将来を心配するとき、地球の人口や増加の現状はどうなっているのだろうと考え、貧しい国の人たちが子どもを産みすぎるせいだと、早急に思いがちだ。だが、食料を必要とする人の頭数だけを数え、生命を維持する肉体の質量に目をやらないのは間違っている」と述べています。「体の質量で考えれば、富裕国の太った人たちにも責任があることがわかるはずだ。これはアフリカにおける家族計画の問題だけではない」と指摘しています。

 研究チームによれば、世界人口における北米人口が占める割合は6%に過ぎませんが、世界の肥満に占める割合は34%に上りと言う事です。一方、世界人口の61%を占めるアジアは世界の肥満の割合は13%にすぎません。
 人間のバイオマス1トン分は、北米では成人12人分、アジアでは17人分に相当する計算になります。

 北米では人口の74%は肥満で、欧州の56%、アジアの24%、アフリカの29%と比較して極めて高い割合となっています。