誰にでも起こりうる

 どんな人間でもパニックに陥る事はあります。予期せぬ衝撃的な事件や事故に遭遇すれば、強い恐怖を感じ狼狽えるでしょう。心拍数が上がって喉が渇き、息も荒くなります。けれどこれは本来、人間に備わっている正常な反応です。

 ところがパニック障害は、実際には何の問題も危険もないのに、突然、前述のようなパニック発作が起きるという病気なのです。
 代表的な症状は、心拍数が上がる、息苦しくなる、めまいや震えなどが現われる、などです。そして「このまま死んでしまうのではないか」という強烈な死への恐怖が沸き、救急車を呼ぶ入もいます。ところが病院に着くと症状は治まり、検査を受けても身体の何処にも問題は見当たりません。これがパニック発作の典型的な症状です。

 パニック障害には”起こるきっかけ”はありません。「あるとき突然起こる」のです。仕事や私生活で何の問題もないという人にも、起こるときには起こります。
 ただ、なりやすい体質というのはあります。遺伝的傾向もある病気です。また、気が弱い人、人の顔色をうかがう傾向の強い人にも見られがちです。
 また、そういう人ほど「また発作が起こるのではないか」と不安になる予期不安が起きやすい傾向があり、不安が不安を呼んで、発作が起こりやすくなってしまうのです。発作を恐れて1人で外出できなくなるのも、パニック障害の特徴です。


日航再上場へ

 日本航空は20日、東京証券取引所に株式の上場を正式に申請しました。同社は9月19日を想定し、東証1部への上場を目指しています。

 日本航は、日本の航空会社の中で最大規模の国際線網と国際線乗客数を有し、日本航空株式会社法が1953年に施行されてから1987年に廃止されるまで日本のナショナル・フラッグ・キャリアでした。しかし、2007年後半より起きた世界同時不況と原油高、新型インフルエンザの発生。そして、複数存在する反会社側労働組合によるストライキ実行などの圧力によって、業界一と言われる人件費の削減が進まずに業績が悪化、2010年1月に会社更生法の適用を申請して経営破綻し、同年2月20日付で上場廃止となっていました。その後株式会社企業再生支援機構をスポンサーに、経営再建を図り、2011年3月に更生手続きを終了し、2012年3月には再上場に向け、上場審査のスピード化を図るために東証に上場の予備申請を行っていました。

 上場時の時価総額は現時点で、6000億~7000億円になると予想され、競合する全日本空輸(約5800億円)を上回る可能性が高いと見られています。官民ファンドの企業再生支援機構は、再上場に合わせて株式を売却し、日航に出資した約3500億円の公的資金を回収する方針です。


強迫性障害の治療

 強迫性障害の治療は行動療法や認知行動療法、抗うつ薬を用いた薬物療法が有効です。行動療法ではエクスポージャーと儀式妨害を組み合わせた、ERP(Exposure and Ritual Prevention)が用いられます。

 エクスポージャーとは、恐れている不安や不快感が発生する状況に自分を意図的にさらすもので、儀式妨害とは、不安や不快感が発生しても、それに対する強迫行為をとらせないという手法です。これらは患者の不安や不快の段階に応じて実施されます。行動療法は単独でも用いることができますが、強迫観念が強い場合、薬物療法導入後に行動療法を行う方が成功体験が得られ易い事が知られています。

 嫌な単語が繰り返されるタイプの強迫観念のみの場合は行動療法が行いにくいため、強迫行為よりも治療が困難となります。最近ではこのタイプも、強迫観念の内容を現実的に解釈しなおしたり、強迫観念を回避したり阻止したりせずそのままにするといった治療方法が有効である事が知られてきました。

 薬物療法としてセロトニン系に作用する抗うつ薬は、強迫観念を抑える事が知られており、現在の日本では選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (SSRI) である塩酸パロキセチン、マレイン酸フルボキサミン、もしくは三環系抗うつ薬である塩酸クロミプラミンなどが用いられます。

 また、アリゾナ大学の精神科医・Francisco A. Moreno氏等が実施した小規模臨床試験の結果、マジックマッシュルーム(幻覚誘発きのこ)の成分であるサイロシビンが重症の強迫性障害に有用であると判りました。サイロシビン服用によって、試験に参加した9人の強迫性障害の症状がおよそ4~24時間にわたって完全に消失しました。
 サイロシビンは一般使用が禁止されていますが、医学研究で使用することは可能です。


アニメを国がDB化

 文化庁は、2014年度の運用開始を目指し、日本製のアニメやマンガなど30万点以上の情報を公開するデータベースの構築に乗り出しました。

 対象となる作品は、アニメやマンガの他、ゲーム、コンピューターグラフィックスを駆使したメディアアートまで多岐に渡るようです。所蔵する企業や図書館等から作者名、内容、原画の所在地などの情報を集めて登録。原作がある物については、原作に関する情報も併せてインターネット上で検索できるようにすると言う事です。

 日本のアニメや漫画は世界的に人気が高く、作品を通じて日本文化に興味を持つ外国人が増えていますし、日本への観光客数の増加にも貢献しています。そこで政府としても、こう言う取り組みを始めているのですが、アニメに関わる人間の待遇改善をしないとこの先いつまで今の人気を保てるかわかりません。特にアニメーターの収入の低さは以前から問題になっており、これを解決できないと業界自体が先細っていく恐れがあります。