積水ハウス55億円被害、男女10人を聴取へ

 住宅メーカー大手の積水ハウスが、東京都品川区の土地取引に関して約55億円を騙し取られた事件について、警視庁は偽造有印私文書行使等の疑いで男女約10人に対して事情聴取を行う方針だそうです。

 事件の舞台になったのは、東京都品川区西五反田にある約2000平方メートルの旅館跡地。この土地の所有者を装って、積水ハウスへ売却話を持ちかける「地面師」と呼ばれる古くからある詐欺の手口で、同社は犯行グループに合計63億円を支払ったと言う事です。

 しかし、法務局における手続の課程で印鑑証明などの書類が偽造されていたことが発覚、同社は当然土地の取得が出来ませんでした。

 この土地取引を巡っては、土地の所有者を名乗る人物から「契約はしていない」という内容の電話や内容証明郵便、更に本人が直接同社を訪れるなどしていましたが、取引の妨害が目的と判断。そのまま犯行グループとの取引を続け、代金を支払ってしまいました。

 この事件について、今年1月に社外取締役と社外監査役による報告書が提出されています。それによると、稟議書が提案されてから社長決裁までわずか6日。その間、本来なら行われるはずの取締役4人による確認が行われす、実際の所有者から内容証明郵便が届くと妨害目的の怪文書として処理。逆に妨害行為をやめさせるためとして、残金の支払い予定を2ヶ月も繰り上げていました。

 今都内で、しかも23区内でこれほどまとまった土地が出る事は滅多にありません。取得は完全に早い者勝ちで、積水ハウスは詐欺グループに足下を見られていたわけです。しかも、発覚後は責任の所在を巡って社長と会長が対立する御粗末さです。


指名手配中の警部補の氏名と顔写真等を公開

 群馬県警は8日、2日に同県嬬恋村大笹で発生した事後強盗事件で指名手配中の警部補の氏名と顔写真等を公開しました。

 公開されたのは、同県警捜査2課に所属する宮腰大容疑者(37)。これまでは、立ち回り先に現れなくなる可能性を考慮して公開していませんでしたが、事件発生から1週間経過しても足取りをつかめないことから公開に踏み切ったものです。

 宮腰容疑者は2日の午前2時すぎ、商店のガラスを割って侵入、裏口から逃走しようとした際に警察官を押し倒す等した事後強盗の疑いで指名手配されていました。

 宮腰大容疑者は事件のあった2日以降欠勤、6日には捜査2課の警部補を指名手配と報道されています。本人も自分が追われていることは自覚していたでしょうし、もっと早く公開しても良かった気がします。

 捜査2課は知能犯の専門部署で、宮腰容疑者は公務員や政治家の贈収賄を扱う部署に係長として配属されていたと言う事です。そのせいでしょうか?、犯行が稚拙で、あっと言う間に手配されています。どうも本人金融商品への投資で、数百万円の借金があったらしいのですが、警察官の給料なら、数百万円の借金くらい問題なく返済できるはず。余程危ないところから借りていたのでしょうか?。


梅田の暴走事故、運転男性が直前にの大動脈解離

 大阪府警の26日発表によると、梅田(大阪)の繁華街の交差点で25日昼に乗用車が多数の歩行者をはねた事故で、車を運転していた奈良市の大橋篤さん(51 死亡)の死因は急性の大動脈解離による心疾患だったそうです。

 大橋さんは事故直前に発症し、意識をなくしたまま事故を起こしたと見られ、速30~40キロ程度で交差点に侵入して通行人を次々にはねた、ということのようです。

 大動脈と言うのは3層構造になっていますが、そのうち真ん中の層の膜に何らかの理由で血液が入り込み大動脈の構造が剥がれてしまう疾患です。最悪の場合はそのまま大動脈が破裂したり、心筋梗塞を起こしたり、大動脈弁閉鎖不全症を起こすこともあります。いずれも死に至る危険な合併症です。しかも、発症した時には強烈な痛みが伴うため、心臓外科が「最も羅患したくない病気」に挙げるほど。

 大橋さんは心臓から腰付近で大動脈解離を発症したと推定され、外に漏れ出た血液により心臓が圧迫される「心タンポナーデ」で死亡したと見られます。


中部電力子会社社員が許可書偽造

中部電力(名古屋市)の23日発表によると、委託を受けた子会社の中電配電サポート(同)松阪営業所の20歳代前半の男性社員が道路占用許可書を偽造するなどして、三重県松阪市、明和町、両市町に45本、支線30本を無断で設置していたそうです。

この男性社員は、以前交付された許可書から市長や町長の公印をカラーコピーするなどして書類を偽造、会社に「許可を得た」などと虚偽の報告をしていたと言う事です。しかも、男性社員が関わった2010~13年度の申請業務を調査したところ、許可書偽造以外に、許可の未申請など23件の不正行為も判明。男性社員は「申請を忘れていた」と話しており、社内での虚偽報告を隠すために許可書を偽造したという。

ミスを隠すために許可証を偽造。似たような事件がありましたね、そう言えば。旅行会社の社員が高校の遠足に使うバスの手配を忘れて、ミスを隠すために、学校へ遠足を中止するよう要求する脅迫状を出したと言う。こう言うミスは絶対に発覚するもので、隠し通すことは無理なんですが・・・。
男性社員は諭旨退職、同営業所長など3人が出勤停止となっており、松阪市も氏名を特定せず有印公文書偽造と同行使の疑いで県警松阪署に告訴状を提出し、受理されていると言う事です。


王将フードサービス社長、射殺される

19日朝、京都市山科区で、中華料理チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長の大東隆行(72)が何者かに拳銃で撃たれ、病院に運ばれたが死亡が確認されました。

 大東社長は毎朝、自分で自家用車を運転し出勤しており、午前7時ごろ従業員用の駐車場内でうつぶせに倒れている所を、男性社員が見つけたものです。事件を受けて、王将フードサービス株に売り注文が相次ぎ、一時前日終値比159円安の2951円まで値を下げました。また、同社は常務の渡辺直人氏(58)が社長に昇格するトップ人事を発表しています。

 凶器は22口径の自動式拳銃で、4発発射された弾丸は全て左脇腹など心臓の近くに命中。拳銃と言うのは、慣れていなければ数メートルの距離からでも当てるのは難しいと言われており、犯人は銃の扱いに慣れている可能性があります。また、殺害された大東隆行さんが乗っていた車には百数十万円の現金が残されており、物取りの犯行ではなく、大東さん個人か王将フードサービスへの恨みが動機との見方が強まっています。

 東証1部上場企業の社長が、しかも本社ビルの駐車場で射殺されるという前代未聞の事件が起きてしまいました。大東社長は毎朝自分で自家用車を運転し、1番乗りで出勤するのが日課だったそうで、犯人はそのことを知っていた可能性が高いと考えるのが自然でしょう。そして、車内には100万円以上の現金が手つかずで残されており、物取りの犯行ではないようです。つまり、犯人は内部の事情に詳しく、大東さん個人か王将フードサービスに恨みを持つ者、ということになりそうです。