スペインのカタルーニャ州が「独立宣言」へ

 スペイン・カタルーニャ州政府の発表によると、1日に行われた同州の独立を問う住民投票で、「独立賛成」が9割を占めたそうです。

 カタルーニャ州は元々アラゴン=カタルーニャ連合王国として栄えた歴史を持ち、独自の言語(カタルーニャ語)と文化を持っています。独立志向も強く、1979年にカタルーニャ自治憲章が制定され、カタルーニャ自治州が発足しました。2006年には、自治権の拡大を謳った新たな自治憲章が制定されましたが、2010年にスペイン憲法裁判所はこの自治憲章を違憲と判断。

 またスペイン政府は、国内総生産の2割を占めて税収が豊富なカタルーニャから、地方へ再配分する政策をとっていたため、これを不公平とする感情が次第に強まりました。ユーロ危機でスペイン政府が緊縮政策を打ち出すと、不満は益々強まり、2010年以降毎年独立を求めて100万人以上が参加する大規模デモが行われています。

 そして2015年に行われたカタルーニャ自治州議会選挙では、独立賛成派が過半数を獲得。州議会はカタルーニャ独立手続き開始宣言を採択していました。

 勿論スペイン政府は、この住民投票自体を憲法違反として認めていません。警察が開票前の投票箱を押収するなどしたため、市民がこれに抵抗、ゴム弾や催涙ガスが使われて怪我人も出ています。